ぬくもりの器300フェアのポスター
参加いただく作家さん&ポスターをご紹介します。(。-_-)ノ☆
岩永 浩(いわなが・ひろし)《岩永浩工房》[染付]
08年開港30周年の成田空港コンコースを尺皿30枚で飾った日本を代表する超売れっ子染付作家。1960年有田生まれ。78年有田工業高校デザイン科卒。82年水墨画家・金武自然氏に師事。85年水墨画の墨の濃淡を応用した染付の器作りに。陶土から釉薬まで独学で研究しながら、有田焼を生んだ泉山磁土で焼成した新作品を含め、ひとり窯ならではオリジナリティを追求しています。
小野鉄兵(おの・てっぺい)《大分県玖珠 Teppei窯》[注器]
今のところ「急須」と「湯飲み」一筋! その丁寧なつくりと愛らしいフォルムは、手にとった人を虜(とりこ)にします。74年佐賀県嬉野市生まれ。曽祖父・小野琥山、祖母・小野珀子、父も陶芸家という名門に生まれ、自然と焼きものの道を歩みます。95年有田窯業大学校卒。96年同研究科卒後、長崎県波佐見の筒山太一窯を経て、父親が営む琥珀陶芸舎にて作陶活動に。04年Teppei窯を名乗って独立、08年4月から大分県玖珠町の100年農家に移り住む。毎日使う急須は「心地良いモノ」「愛情の湧く一点」との思いを込めて、「湯切れ」「茶漉し」「手への納まり」にこだわり、一点一点丁寧にをモットーに精魂込めて作ります。
川口武亮(かわぐち・たけりょう)《かわたけ窯》[粉引]
磁器発祥の地・有田では珍しい陶器「粉引(こびき)」を得意とする人気No.1の若手作家です。1974年有田生まれ。2000年有田窯業大学校ろくろ科・絵付科を卒業。01年今は亡き伊賀の陶芸家・番浦史郎氏に師事、最後の弟子としてかの三重県阿山の「音羽山坊」にて修行。02年、その番浦氏の弟子で粉引きの著名作家・花岡隆氏に師事。独自の土づくり法、粉引用の化粧土や釉薬作りもすべて手作りを学ぶ中で、それぞれの個性が作品の味わいに大切なことと知りました。
「土物の器は、見方によってそれぞれの表情や雰囲気が変わります。とくに自分の主力である粉引は、窯変や鉄粉などによって写真ではわからないほど変わってしまうので、実際に手にとって目で確かめてもらって買って頂きたいです。」
鷹巣 陽(たかす・よう)《いろえ工房》[有田赤絵]
ひとことで言えば寡黙、独立独歩。思わず息を呑む水墨画の世界を思わせる武雄市黒髪山の断崖を臨む工房で、業界のどんな団体にも属さず、公募・個展も一切行わない孤高の赤絵師を貫いています。従来の有田焼絵柄のみならず、繊細にして大胆な絵柄が老若男女を問わず人気。1951年有田生まれ。幼いころから絵付師の父親の背中をみて育ち、絵筆は遊び道具同然にして、自然と絵心は身につく。独特の絵の具は市販品をさんざんに調合する中で会得、特に「赤」にはこだわります。
田代隆則(たしろ・たかのり)《幸麓窯》[染付]
内外を問わずびっしりと丁寧に書き尽くされた染付は手に取るものを驚かせます。1963年有田生まれ。81年有田工業高校窯業科卒。有田の窯元や商社勤務の後、89年蛸唐草の名手、父・幸雄さんの「幸麓窯」で絵付修行に。父親に弟子入りして20年、いまや幸麓窯を次ぐ2代目。親子鷹-ふたりで黙々と手描きの染付の器づくりを続けています。手にとると、柔らかな呉須と埋め尽くされた絵柄から、ふたりが目指す「和み・穏やか・調和」のアンサンブルがさりげなく、確実に伝わってきます。
津上是隆(つがみ・これたか)《伊万里大川内山 是隆窯》[伊万里]
手描きの「桜」一筋30年。献上鍋島の里、伊万里大川内山から発し乱舞は全国で人気急上昇中! 1959年有田生まれ。78年伊万里高校卒後、有田の大手陶磁器商社を経て、80年肥前(有田・波佐見、三河内、伊万里)の窯元で絵付修行に。8年かけて下絵上絵の手描き技術を習得した後、89年絵付師・デザイナーとして独立。2000年から大川内山に窯を構えました。是隆といえば桜吹雪、いずれも手描きの桜でうめられる普段使いの器は「やさしさ」を追求する作家の思いが溢れています。
照井 壮(てるい・そう)《照井壮工房》[粗磁土]
三越・伊勢丹の常連となって人気街道爆走中!新しく開発した「粗磁土」は軽くて丈夫、しかも手頃な価格というだけでなく、ひとを楽しませる工夫溢れた作風が急速にファンを獲得しています。1974年佐賀県有田町に生まれ、東京造形大学彫刻科を卒業後、岐阜県上矢作にて作陶を始めました。2000年韓国の現代陶芸家・李康孝氏のもとで、約1年間オンギ(キムチ壺)修行。2001年から有田にて築窯。ガレリアでは「プレゼントに最適!」と、特に女性のお客さまから絶賛されています。
ARITA PORCELAIN LAB(アリタ・ポーセリン・ラボ)
LAB の有田焼は、現在のライフスタイルに合うようにデザインされているので、業務用食器や飲食店用食器としても大好評!また、デザイン面でも高く評価されており、引き出物や贈り物としても最適な和食器です。シンプルで飽きのこないモダンなデザインで、サイズや柄もバラエティに富んでいます。
明治政府が国を挙げて輸出奨励をする中、明治12年(1879年)、有田の地に大望を抱いた陶工たちによって「精磁会社」が誕生しました。「精磁会社」の製品は、明治16年(1883年)、オランダ・アムステルダム万国博覧会で金賞を獲得。さらに同年に建設された鹿鳴館では、「精磁会社」の洋食器が夜毎の饗宴を彩り、各国要人をして驚嘆せしめました。卓越した伝統技術と欧米の最先端技術を融合し、「古伊万里」でも、「柿右衛門」でも「色鍋島」でもない、独自の世界を紡いだ「精磁会社の明治伊万里」。まさに和魂洋才の様式美の頂点が、皇室御用食器であり、鹿鳴館饗宴の器でした。今回は、一年半かけて復刻した豪華ディナーセットを展示予約販売しています。
鹿鳴館の器《“精磁会社”を復刻する会》
http://www.meiji-imari.com/